佐佐木信綱編『和歌名所めぐり』九州74 美々津
2019-04-19


禺画像]

立磐神社 神武天皇御腰掛岩

補録

美々津みみつ

宮崎県日向市南部、美々津町とその周辺地域。耳川河口の港を中心に古来栄えた。神武天皇が東征の際ここから出航したとの伝説があるが、記紀には記述がない。美弥津とも。

佐佐木信綱

御船なべ船出ましけむ遠つ代の朝の日を思ふ光れる海に

川口の瀬折せをりの浪のゆれかさなりゆるる小舟に美弥みみ川わたる

川田順

いかさまに越えましけめかここにして速吸はやすひ之の迫門せとは雲居はるけし

(美々津権現崎歌碑)
若山牧水

海よかげれ水平線の黝くろみより雲よ出で来て海わたれかし

[和歌名所めぐり]

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