城崎温泉遠望 城崎温泉無料写真集(http://photo.kinosaki2.net/)より
これより山陰本線に還る。
玄武洞駅前、豊岡川の対岸にあり。
岩づたふしづくのたまりうす暗き洞穴の底に光りてありけり
城崎駅所在地。
大き雲に日の入りゆけば山の上の社やしろの松に風のさびしも
湯あみをへてながむる庭の山吹にゆく春惜しむきのさきの里
舒明天皇の時代に発見されたという古湯。古くは「但馬の湯」と呼ばれた。文人にも愛され多くの文学作品を生んだが、ことに志賀直哉の短編小説「城の崎にて」は名高い。
花のさかり但馬の湯より帰る道にて雨にあひて
しぼらじよ山分け衣春雨に雫も花も匂ふたもとは
手ぬぐひを下げて外湯に行く朝の旅の心を駒げたの音
曼陀羅湯の名さへかしこしありがたき仏の慈悲に浴あむとおもへば