佐佐木信綱編『和歌名所めぐり』山陰線18 稲佐の浜
2016-10-16


禺画像]

写真は稲佐の浜の弁天島。

稲佐の浜

杵築の海岸。天照大神の勅により、武甕槌命たけみかづちのみことと経津主命ふつぬしのみことと、この国に下り、大国主命に迫りて国避くにさりの諾否をとひしところ。

米村豊

いそのかみその故事を仰ぎつつ稲佐の海にみそぎする我

補録

島根県出雲市大社町。いわゆる国譲り神話の舞台。神無月(旧暦十月)、神迎えの神事がおこなわれる。

佐藤佐太郎

横ざまに見つつ寂しき白波は稲佐浜に幾重にも立つ

波あらき稲佐の浜にふりさけて三瓶さんべの山の見ゆる古国

[和歌名所めぐり]

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