おそらくこれが平成最後の出版になります。
世はにわかに万葉ブームの観ありですが、私は新古今集の本を何冊か並行して作成していました。その第一弾になります。
新古今集の本は、もう字面を見ただけで陶然とするほどに美しいものです。特に佐佐木信綱の校訂本文は、ひらがなと漢字の配分等にまで気を配っているようで、見た目の美しさと読みやすさのバランスが絶妙な感じです。文庫本では字が小さすぎて私にはもう辛くなっていたのですが、電子書籍ならそんな苦労もありません。高解像度のe-inkディスプレイで読むと、また新鮮な感じがしました。